今回は、前回の記事でも触れた、建物引渡証明書についてです。
ご存じの方も居ると思いますが、建物登記は初めに建物表題登記をします。
役所の登記簿に建物の所在を登録する手続きです。
私も、初めは営業さん紹介の測量事務所に頼んでいましたが、たまたまネットで登記の方法が紹介されていたのでダメ元でチャレンジする事にしました。
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建物表題登記に必要な書類
①登記申請書
②各階平面図・建物図面
③所有権証明書(建築確認書、引き渡し証明書){原本還付}
④住所証明書{原本還付}
⑤案内地図
①②についてはネットで様式、フォーマットがUPされているのでそちらを参考に。
原本還付請求とは原本がコピーと相違無い事を証明するので、原本は戻して下さいと言う請求です。書式としては、「原本還付請求」「この謄本は原本と相違ありません」と書き、年月日(書類を作成した日で良いそうです。)住所、氏名、捺印です。
③の書類一式は一応、営業さんが用意してくれるはずです。
③建築確認書 「確認済証」(本来「検査済証」ですが、検査前でまだ無いので)と「確認申請書」を全てコピーして原本還付請求を挟んで袋綴じします。
袋綴じの背表紙は割り印をします。
袋綴じする事で、コピーした書類に手を加えるのを防止する意味合いなのでしょう。
引き渡し証明書(建物引渡証明書、印鑑証明書、登記事項証明書)これら3点は施工業者である一条工務店が建築主に引き渡した事を証明する書類です。
印鑑証明書、登記事項証明書は一条工務店に返さなくてはならないので、コピーして原本還付請求を付けホチキス止めし、それぞれを割り印します。
④住民票の事です。
こちらも原本還付請求をします。
⑤個人申請の場合、法務局の方が現地の確認をするようです。
現地までの道のりを目印になる物を入れyahoo!地図や、Googleマップを利用し準備します。
地図上の自宅には赤色で囲って解りやすくしておきます。
一通り書類がそろったら、管轄の法務局・支局に行き相談コーナーで見てもらいましょう。
とても親切に教えてもらえます。
また様式の例なども用意されていました。
ネットで検索すると本当に詳しく説明、様式のUPもされているので詳しくはそちらで作成すると良いと思います。
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その中で、③の一条工務店さんが用意した建物引渡証明書について。
渡された書類、建物引渡証明書をみてビックリしました。(-_\)(/_-)三( ゚Д゚)
殆んどが未記入
施工業者である一条工務店が建築主に引き渡した事を証明する書類。
もちろん実印は押されています。
しかし、これでは証明書になっていませんね。
しかも、同封されていた案内には
お解りですか
一条工務店さんが、どの様な管理なのか知りませんが、本社で建物共有者を把握していないのは解らなくも無いですが~。
不動産登記法上の?少し引っかかりますが(延べ床面積じゃ無いんですか?)、面積等も把握していないのもなんとなく解らなくはありません。
しかし”記入も合わせてお客様にご依頼下さい”
何で、一条工務店さんんが証明する書類を建築主の私が記入しなくてはならないのか(・・?
本来、本社で把握していないのであれば各営業所にて記入後、お客に渡すのが道理では無いですか
これでは、個人登記をされにくくする手立て。お客いじめです。電話番号も載っていたので確認しましたよ。
結果、個人登記の場合は毎回この様な形での対応だそうです。
引き渡し後でも、登記に使用の場合は未記入のままだそうです。
代表取締役さんの居る、本店も承知の上での対応とも言っていたので諦めました。
書くしかないので、見返してみると書けなくは無い内容。(;^_^A
1.建物の所在、これは書けますね。
2.家屋番号、これは法務局で決めるので未記入でOK。
3.種類構造床面積、これは3つの項目が1カ所に書かれています。
種類=殆んどの方は”居宅”ですね。(詳しくは解りません。)
構造=何で出来ているか、”木造”
屋根の種類、”ソーラーパネルぶき”、
ガルバリュウム鋼板の場合”合金メッキ鋼板ぶき”
両方の場合は、面積の大きい方から順に記します。
何階建てか、”平屋”or”2階建”
床面積=延べ床面積
残りは書けますね。
年月日は、全て申請日にそろえました。(絶対そんな事はありえないですけどね。)
注意、間違えた場合。
決して二重線で消し、訂正印は押さないようにしましょう。
本来であれば、一条工務店さんが準備した(書いた)書類。
訂正印も一条工務店さんの物が必要です。
間違えても自分の訂正印を押さない様に!
実は!私は少し間違え、二重線までしてしまいました~(^▽^;)
対処法は、相談コーナーの方に教えてもらいましたが・・・ココでの発表は控えさせていただきます。
(この書類は施工業者である一条工務店さんが発行した証明書なのです。)
これで、建物引渡証明書は書けますね。
実際に建物表題登記をしてみての感想。
最大の山場は図面です。図面が書ければ粗準備完了って感じです。
B4の紙に0,2mmのインクを使って(0、2mm以下の細線で。)Σ(゚д゚;)
私はネットを参考に、パワーポイントを活用しました。
皆さんも、ダメ元でチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
パワーポイントが使える環境にある方は特に、ハードルが低いと思われます。
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建物引渡証明書を書くの(・・?
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